身体哲学ファイルLOGOシリーズVOL22呱 呱( k o k o )

kabuku mai

呱 呱( k o k o )























身体哲学ファイルLOGOシリーズVOL22 in 瞑想鉄拳








シンプルな構成、毎回与えられるロゴは、




僕のパフォーマンスに対する情熱と極意を一つ一つ形にしたものです。




今、傾舞(KABUKU-MAI)唯一の定期公演、




純粋な傾舞(KABUKU-MAI)が体験できる唯一の機会です


今回は瞑想鉄拳のメンバー


倍音ギターというジャンルの創始者
日本屈指の倍音ギタリスト
「加藤吉樹氏」をお迎えしてお送りします!






dance / JUN

倍音 Guitar / yoshiki





place / Salon de AManTo天人

http://yura-ism.com/amanto/





OPEN   19:00〜    

START 19:30〜




2000円 予約(1ドリンク付き)06-6371-5840 jun@yura-ism.com





<解説>



[呱 呱( k o k o )] は、
生まれたばかりの赤ん坊の泣き声の事。

傾舞の極意に身体の中に生まれる幾つ物身体があるのだが
体を割る割体(kattai)のセンターによらない側軸運動…
そこからのナンバとナンバンの動き…
左右の体の独立と何もないセンターの育成からそこにたち表れる大地からの
クオリティーを即興にいれるメソッド。


これらの修練の過程で
体の中に天人地という3つの身体コアが形成される。


その中で大切なのが「ここう (股肱)」と呼ばれる2大身体があり
まず最初に修行すべきものだ。




「股(こ)」は足のもも、「肱(こう)」は肩からひじまで。
あるいは、肩から手首までの間といわれるが実際はもう少し違った部位までを含む



ここではその極意をお話しよう…




「股(ko)」は足のももではなく股座(またぐら)全体であり
具体的な中心は胸椎12番を頭とする、意識上の身体だ。


そこから体幹部を斜めに横断し大腿部内側で停止する
インナーマッスルで構成される下半身に存在する意識上の身体をいう。

特に腸腰筋を中心にコントロールされるこの運動は、長時間の低重心や、
ロスの少ない、フクラハギの 腓腹筋(ひふくきん). ヒラメ筋(ひらめきん)
によらない地面の蹴り出しを約束する。
さらに修練を積めば、左右の骨盤の重みを分けて、
重力にそって落下する自重を水平に使う事で、運動時のスタートの気配を消した動き出しが可能になる。
この身体を「股=かえな」と呼ぶ。
この身体の運動を設定する事であらゆる表現の土台を形成し、ココを変える事で男、女、
老人など、様々な身体特性を創造できる。昔、俳優の扮する役どころを「かえな」といったが
ここから来ていると思われる。




「肱」は一字で「かひな」とも言うが、相撲で上手をとられそうなとき腕を上げ返す動作を「かいなを返す」というが、その「かいな」だ。


傾舞(kabuku mai)では肩から手首までをいうのではなく、
大椎(頚椎7番)を頭とする肩包体を含む指先までの身体を「肱=かひな」という。
「かひな」は「かえな」と連携させて使う事で重みのある軽身、
軽さのある重い動きが可能になり、
肋骨を使った運動とココを分ける事で、その舞い手の特徴を決定づける事ができるのだ。


だから昔から、「二かいな三かいな舞ひ翔つて/盛衰記」というように
舞の手を数えるのにも使われたLOGOである。


傾舞(kabuku mai)の極意歌で




「役は呱股( k o k o ) 手は 呱肱(kokou)、かえなは、かいなの前で舞う」




といって手先で踊っているように見えても、手踊りではいけないのだという
体の芯からの動きの重要さを唱えている。


呱 呱は、この人間の上下に存在する2つの身体が個別に産声をあげ
大地のクオリティーを使って作品にする超絶感動をいう。
呱 呱の舞を見た人は
自分の中にある今まで気づかなかったもう一人の自分の再誕を感じ祝う事が
出来るという…

あなたはもう一人の自分を誕生させる事ができるだろうか?